手ぬぐいについて
手ぬぐいをオリジナルデザインで製作する場合、生地と製作方法を決めることができます。
<目次>
手ぬぐいをオリジナルデザインで製作する場合、生地と製作方法を決めることができます。
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手ぬぐいの生地は「文生地」「岡生地」「特岡生地」「特文生地」の4種類あります。
それぞれ、厚さや質感、サイズなどが違いますが、岡生地での製作が多いです。
長さは一般的なもので90cm、剣道用には100cmでの製作がおススメです。
文生地は、目が粗く厚めの生地で、通気性が良いのが特徴です。
サイズは、34cm幅となっております。
岡生地は、目が細かくイラストなど細かい柄の再現を得意としています。
しっとりとした肌ざわりが特徴で、35cm幅となっております。
特岡生地は、目が細かくしっかりとした生地です。
フルカラーで製作される場合はこちらの生地を使用します。36cm幅です。
特文生地は、目が粗く、がっしりとした質感です。
手ぬぐいの製作方法には、本染め(注染)、プリント、フルカラーの3種類あります。
剣道での使用の場合はほとんどがこの方法で製作となります。
本染め(注染)は、江戸時代から続く伝統的な製作方法で、一枚一枚職人が手作業で染めていきます。
染料が生地にしっかりと染みこむので、生地の風合いが柔らかく吸水性も高いです。
特徴
裏抜け:◎
本染めは、生地に染みこむ染色方法なので裏側まで色が通ります。
柄の再現性:△
本染めの場合、柄の線の幅は太くしないと再現ができません。仮に選手のイラストを入れたい場合などはシルエット程度であれば入れることができますが、細かいイラストでの製作はできません。
質感:◎
本染めは、生地に染料が染みこむ染色方法なので生地本来の質感を損なわずに製作することができます。
プリントは染料インクによって製作する染料プリントと顔料インクによって製作する顔料プリントの2種類あります。
染料プリントと顔料プリントではそのインクの違いにより、質感や吸水性などに差が出てきます。
染料プリント手ぬぐいは、染料インクによってプリントしていきます。
染料インクは、本染め(注染)のように生地に染みこんでいくプリント方法です。
高級感があるので、記念品や配りものとして最適です。
特徴
裏抜け:△
プリントでの製作の場合、裏抜けは少なくなります。
柄の再現性:◯
柄の線幅も本染めと比べると細くてもつぶれずに再現ができます。
質感:◎
染料プリントも本染めと同様に質感が良いです。
染料プリント手ぬぐいは、染料インクによってプリントしていきます。
染料インクは、本染め(注染)のように生地に染みこんでいくプリント方法です。
高級感があるので、記念品や配りものとして最適です。
特徴
裏抜け:△
プリントでの製作の場合、裏抜けは少なくなります。
柄の再現性:◎
柄の線幅も本染めと比べると細くてもつぶれずに再現ができます。
質感:△
顔料プリントは、印刷面が固くなってしまいます。特に紺や黒など濃い色ほどその差が顕著に出てしまいます。
フルカラープリントであれば、写真やグラデーション、多色の再現ができます。
小ロットで製作でき、写真の印刷もできることが特徴です。
フルカラーなので版代も不要ですが、単価はプリントの製作と比べ高くなります。
特徴
裏抜け:△
プリントでの製作の場合、裏抜けは少なくなります。
柄の再現性:◎
柄の線幅も本染めと比べると細くてもつぶれずに再現ができます。
質感:◯
染料インクを使用しておりますので、顔料プリントのような固さがありません。